久々に、、、
2011年 10月 13日
ここ十年数年カメラを持ち続けいつでも何でも感じたままに撮り続けて来たけど、
やはり今年起きた日本での出来事は余りにもインパクトが大きく、結論も誰も出すことの出来ない
迷宮に国民が入れられてしまったことから来る困惑というものがどうしてもクリエイトする、という
行為に多少なりとも影響を与えていることは言うまでも無い。
そんな中、音楽は自分自身でもあるので人前に立つ時、一人きりでスタジオにこもる時、
精一杯どんな状況であれぶち破ろうと意識して来ている。
弱い自分を知れば知る程、それはきっと人間らしさというものも手に入れられるのかも知れないよね。
そして、いつかより強い意識を持って残りの人生を駆抜けていける力を得れるのかも知れない。
とにかく、音楽とは切っても切れない関係なことは40歳になった自分にとって分かり切った事だ。
そして、自分の唯一の趣味でもあり心を無にしてもらる写真の世界、
今の自分の気持ちに戻るまでなかなか難しかったね、、、
しかし、子供達はグングンとそんな中成長をしていってしまう訳で、、、
今まで通りバシバシ記録を撮って行かないと気が付いたら大人になってしまうではないか。
これはマズイ、、、と、再び奮起する訳です。原発の問題、現状を忘れる事はもう出来ないので、
悔しいけど、でもそれでも子供達と外で遊び彼等の生き生きとした姿を写真に収める事は
やはり自分にとって大きな喜びであり気が付くと無心に一瞬でもなれている。
再び、自分の中で音楽と写真という絶妙なバランスが戻って来ている気がしている。
勿論この間、写真を撮らなかった訳ではない、だけどどこか気持ちが入り切らなかった。
それを僕は僕の心のタイミングで今と思える振り切れる瞬間が訪れたのだと感じるよ。
音楽は自分にとっては趣味ではない、でも写真は自分にとって趣味とも言える。
これは非常に大きな違いがある。
余談だけど、ここ最近はツイッターで余りにも気軽に写真をポンポンとアップ出来るじゃない、
特に皆が使っているInstagramは本当に見事なソフトだと思う。iPhoneのカメラが見事にノスタルジック
なカメラに一瞬にして切り替えられる訳で、、、あの気軽さは大したもんだと思う。
ただ、リアルにカメラというこよなく愛するツールを持ち出し、撮りたいと思う被写体に出会った
時にシャッターを切るという行為は絶対に止めたくは無いね。そもそもスナップ写真は気軽さが
大事な訳でiPhoneであれ、良い写真が撮れればそれで良い訳だし十分だと思うよ。
だけど、この今回アップした様な写真は好きなレンズを交換してカメラ自体を持ち出さなくては撮る事は出来ない。
喜びはそこにある。
エンマコオロギを捕まえ、自慢げの何とも言えない表情をするヒリイ。
シャッターを切りながら僕は心の中で大笑い。
言葉では『ヒリイやったなぁ!』っておだてながら。
ではまた。
by TinyBalance
| 2011-10-13 09:59
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